引っ越しが安い時期!家賃や費用と業者の見積もり料金が安いのはいつ?
引っ越しをする時期に縛りがないのであれば、できるだけ業者の見積もり料金や家賃の相場の安いタイミングにして費用の総額を抑えたいものですよね!
はたして、引っ越しの費用の安い時期と、料金や家賃の高いタイミングというのはいつなのでしょうか?
こちらでは、転勤などで引っ越しを15回以上経験して、あれこれ工夫してきた私の体験談やノウハウなども交えながら、業者の見積もりした料金などの費用と、家賃の相場の安い時期はいつなのかや賃貸を安く借りる方法についても分かりやすくお伝えしていきますね。
>>「引っ越しの繁忙期のカレンダーと業者の値段の相場」はこちらからご覧いただけますよ!
引っ越しの費用が安い時期っていつ?業者の見積もり料金が下がるタイミング!
引っ越し費用は 業者の見積もり料金が下がる安い時期と、繁忙期で相場が高いだけでなく、希望の日時を押さえることすら難しいタイミングもあります。
1年の中で、業者の見積もり料金が下がり、引っ越し費用の相場が安い時期はいつなのかをチェックしていきましょう!
1年で引っ越しの業者の見積もり料金が下がり 費用が安い時期と繁忙期により相場の高いタイミング
年間の平均の引っ越し費用を100%とした場合に、それぞれの時期の業者の見積もり料金や、実際の相場がいつ・どれくらい安いのか高いのかを比較できるグラフを見ていきましょう。
一人暮らしの単身と2~3人・4人の家族で、引っ越し費用の安い時期や業者の見積もり料金の動きに少し違う部分がありますので、それぞれ別々のグラフにしています!
【引っ越し費用の安い時期と繁忙期で相場の高いタイミングのグラフ】
【引っ越し費用の安い時期と繁忙期で相場の高いタイミングのデータ】
こちらの月別データでは、引っ越しの費用が安い時期ほどパーセンテージが低く、業者の見積もりが1年で最も高くなるのが「太赤字」、2番目は「太青字」、95%以上となる月が「太緑字」になっています。
月 | 一人暮らし | 2~3人家族 | 4人家族 |
1月 | 88% | 91% | 86% |
2月 | 99% | 99% | 97% |
3月 | 166% | 154% | 169% |
4月 | 117% | 118% | 123% |
5月 | 94% | 95% | 98% |
6月 | 88% | 94% | 87% |
7月 | 95% | 96% | 100% |
8月 | 91% | 97% | 86% |
9月 | 96% | 87% | 97% |
10月 | 86% | 90% | 92% |
11月 | 92% | 91% | 87% |
12月 | 87% | 89% | 79% |
一人暮らしの単身でも2~3人・4人の家族でも、引っ越しの費用のもっとも安い時期から比較すると、業者の見積もり料金の相場が2倍以上になることもある「3月」に大きなピークがあることが一目で分かるのではないでしょうか。
1年の中で、3月~4月上旬にかけてが、引っ越し業者の見積もり料金が値上がりし、費用の総額ももっとも高くなる繁忙期なのです。
中でも、単身(一人暮らし)や2~3人の家族と比較して4人以上のファミリーの場合は、大型のトラックが必要であったり、人手がかかることから、「3月」の繁忙期の相場と、引っ越しの費用の安い時期の差がかなり大きいので、日程の融通が利くのであれば、安く済ませるためにできる限り計画的なタイミングで業者の見積もりをとるようにしてくださいね。
一方、5月から2月までの時期は、少々、波はあるものの、業者の見積もり料金も落ち着き、引っ越し費用の相場が安い状況が続くことが見てとれますよね!
【2024年】引っ越し費用の相場が安い時期の中でも業者の見積もり料金が上がる避けるべきタイミング!
5月から2月までは、業者の見積もり料金も落ち着き、引っ越しの費用が安い時期だとお伝えしまいたが、その中でも3月ほどではないにせよ「ちょこっと繁忙期」があるので気をつけなければなりません。
その引っ越しの費用が安い時期だとは言えない内の一つが、5月の「ゴールデンウィーク」期間です。
5月は基本的には引っ越しの費用が安い時期なのですが、この「ゴールデンウィーク」期間だけは、業者の見積もり料金の相場が上がってしまいます。
その次に訪れる引っ越しの費用が安い時期の例外のタイミングは、7月の「夏休み」のスタート辺りです。
【「7月」の引っ越し費用(業者の見積もり)の安い時期の例外『引越し料金 カレンダー 2024』】
7月については上旬から中旬にかけて、かなり引っ越し費用の相場が安い時期なのですが、この「夏休みの初め」は、ちょこっと繁忙期が訪れ、業者の見積もり料金が一気に上がります。
先ほどの「引っ越し費用の安い時期と繁忙期で相場の高いタイミング」のデータやグラフでも分かりますが、特に、子供のいる4人以上の家族において、その傾向が強くあらわれていますね。
一方、3人までの家族の場合、8月の「お盆休み」で引っ越しする傾向が見られ、逆に、4人以上の家族では帰省や法要などでその期間は閑散期となります。
9月も上旬から中旬は引っ越し費用の安い時期ですが、後半あたりから会社の人事異動による転勤のタイミングとなり、一人暮らしの単身者や4人以上の家族を中心に需要が高まり、業者の見積もり料金の相場がアップする傾向です。
【「9月」の引っ越し費用(業者の見積もり)の安い時期の例外『引越し料金 カレンダー 2024』】
12月や1月の引っ越しの費用については、年間でも最も安い時期なのですが、年末年始だけは注意する必要があります。
それは、年末の12/30~年始の1/3 あたりまで休業をしている引っ越し屋さんが多く、営業をしている業者の見積もり料金が段違いにアップしてしまう点です。
また、12/25から12/29あたりも、年内のかけ込み需要と、仕事が休みの人が少なからずいることから、引っ越し業者の見積もり料金の相場が高くなり費用がアップすることになるので、できる限り年末ギリギリにはならないようなプランにしておきましょう。
2024年の引越し料金カレンダーで見る!動きの激しい時期の引っ越しの費用(業者の見積もり)の安いタイミング
ここまで1年を通して、月別で引っ越しの費用(業者の見積もり)の安い時期や、繁忙期のタイミングがいつなのかを見てきました。
しかし、ひと月の中にも、引っ越しの費用が安い時期と、一気に相場が高くなるタイミングがあり、日別に業者が見積もりする料金がかなり変わってくるんです。
先ほど引越し料金カレンダーでご案内しました「7月」や「9月」のように、一番の繁忙期の3月前後の「1月」「2月」や「4月」「5月」も同月内の相場の移り変わりがかなり激しくなります。
また、「大安」「先勝」のような六曜で縁起が良いとされる日程は引っ越しの人気が高く、逆に「仏滅」を代表として「赤口」や「先負」についても費用の相場が安くなる要因です。
そこで、料金カレンダーを見ながら、引っ越しの費用が安い時期と相場の高いタイミングがいつなのかを日別に確認していきましょう。
1月と2月の引っ越しで費用(業者の見積もり)の相場の安い時期はいつ【引越し料金 カレンダー 2024】
それでは、2024年の引越し料金 カレンダーで、「1月」と「2月」の費用が安い時期と、業者の見積もり相場が高くなるタイミングを日別にチェックしていきますね!
【「1月」の引っ越し費用(業者の見積もり)の安い時期『引越し料金 カレンダー 2024』】
基本的に、1月に引っ越し業者が見積もりする料金や費用は、年間の中でもトップクラスで相場の安い時期にあたります。
ただし、先ほどもお伝えしましたように、年始に関しては、次の理由から 引っ越し業者の見積もり料金の相場が跳ね上がってしまうのです。
- 休業している引っ越し業者が多いこと
- 仕事が休みの正月の内に転居を済ませたいという一定の需要があること
1月に引っ越しするなら、業者の見積もり料金が急激に高くなる年始の正月の時期は避けて、それ以降のかなり費用の安いタイミングで実施するのがおすすめです。
【「2月」の引っ越し費用(業者の見積もり)の安い時期『引越し料金 カレンダー 2024』】
2月も前半から中旬くらいまでの引っ越しなら、費用(業者の見積もり料金)が安い時期にあたりおすすめです。
しかし、2月後半からは費用の安い前半や中旬とは打って変わって、3月の繁忙期に向け 徐々に引っ越し業者の見積もり料金が上がってくる時期に突入していきます。
2月に引っ越しを予定しているなら、費用の安い前半のうちに済ませるようにしてくださいね。
繁忙期の後の4月と5月の引っ越し費用(業者の見積もり)の安い時期【引越し料金 カレンダー2024】
次に、一番の繁忙期である3月が終わった後の「4月」「5月」の引越し料金カレンダーを見ながら、相場の高い時期と、いつ費用が安くなるのかを確認していきましょう。
【引っ越し繁忙期カレンダー 2024…「4月」の業者の見積もり費用の安い時期】
4月の引っ越し業者の見積もり料金や実際の費用は、3月と同じように高いと思われがちですが、入学や入社日を過ぎたあたりから相場が一気に落ち着いてきます。
現状の家が、学校や会社に何とか行き来できる範囲であれば、初めのうちは現居から通っておいて、繁忙期の4月上旬を過ぎた時期以降に引っ越しをすると、業者の見積もり料金も大幅に下がり費用の総額を抑えることが可能ですよ。
【引っ越し繁忙期後のカレンダー 2024…「5月」の業者の見積もり費用の安い時期】
5月からは一般的には引っ越し費用の相場が安い時期に入るのですが、先ほどもお伝えしましたように、4月末から5月上旬にかけての「ゴールデンウィーク」だけは、業者の見積もり料金が上がってしまいます。
5月の引っ越し費用を安く抑えたいなら、中旬以降のゴールデンウイーク以外の時期にするのがおすすめですよ!
引っ越しの料金よりもお金のかかる家賃の安い時期はいつ【東京・大阪 & 福岡・札幌の賃貸データ】
ここまで引っ越しの時期による費用の違いについてチェックしてきましたが、新居に移り住むにあたって、業者の見積もり料金以外に、もう一つ注意を払うタイミングがあります。
それは、賃貸不動産の家賃の相場についてです。
引っ越し業者の見積もり料金のように、賃貸不動産の家賃も安い時期というのがあるのでしょうか?
ここから、引っ越しに加えて、賃貸不動産の家賃の安い時期について詳しくチェックしていきましょう。
家賃の安い時期を主要都市「東京」「大阪」と「福岡」「札幌」の賃貸マンションの実際のデータで確認していきますね。
引っ越し料金の費用よりも重要!?東京の賃貸の家賃はいつ下がるのか、安い時期をデータで確認!
まずは、東京の賃貸マンションの家賃がいつ下がるのか、安い時期をデータからチェックしていきましょう。
さらに、一覧だけでは把握し辛いので、引っ越し費用の時と同じように、年間の平均家賃を100%とした場合に、それぞれの時期の賃貸マンションの賃料の相場がいつ安いのかを比較できるグラフも作成しています。
単身向けと家族向けの賃貸マンションの間取りごとの相場の違いも分かるように、それぞれ別々のデータとグラフに分けてあり、すべての平均については赤い点線で確認可能ですよ!
【東京23区の賃貸の家賃の安い時期データ】
賃貸 マンション | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 月平均 |
東京23区 | ~30m2 | 87,400 | 87,800 | 88,100 | 88,200 | 88,100 | 88,800 | 88,400 | 88,400 | 88,400 | 87,900 | 87,200 | 87,400 | 88,000 |
30~50m2 | 130,600 | 131,700 | 132,900 | 133,500 | 133,000 | 132,000 | 131,500 | 131,400 | 131,500 | 131,000 | 130,400 | 130,500 | 131,700 | |
50~70m2 | 192,100 | 193,500 | 193,100 | 194,400 | 194,300 | 190,200 | 190,900 | 190,400 | 190,400 | 191,500 | 191,400 | 191,900 | 192,000 | |
70m2~ | 346,500 | 346,600 | 343,300 | 341,200 | 336,400 | 339,100 | 337,700 | 336,500 | 337,400 | 340,700 | 347,900 | 347,100 | 341,700 | |
平均 | 189,100 | 189,900 | 189,400 | 189,300 | 187,900 | 187,500 | 187,100 | 186,700 | 186,900 | 187,800 | 189,200 | 189,200 | 188,300 |
【東京23区の賃貸の家賃の安い時期グラフ】
【東京23区の家賃の安い時期の指数(%)】
賃貸 マンション | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
東京23区 | ~30m2 | 99.3% | 99.8% | 100.1% | 100.2% | 100.1% | 100.9% | 100.5% | 100.5% | 100.5% | 99.9% | 99.1% | 99.3% |
30~50m2 | 99.2% | 100.0% | 100.9% | 101.4% | 101.0% | 100.3% | 99.8% | 99.8% | 99.9% | 99.5% | 99.1% | 99.1% | |
50~70m2 | 100.1% | 100.8% | 100.6% | 101.2% | 101.2% | 99.1% | 99.4% | 99.1% | 99.2% | 99.7% | 99.7% | 99.9% | |
70m2~ | 101.4% | 101.4% | 100.5% | 99.8% | 98.4% | 99.2% | 98.8% | 98.5% | 98.8% | 99.7% | 101.8% | 101.6% | |
平均 | 100.0% | 100.5% | 100.5% | 100.7% | 100.2% | 99.9% | 99.6% | 99.5% | 99.6% | 99.7% | 99.9% | 100.0% |
東京23区は、大阪や福岡・札幌といった比較した他の地域に比べて、賃貸マンションの賃料の値動きが小幅で、家賃の安い時期と高いタイミングでの差があまりありません。
特に、東京23区の単身(一人暮らし)向けの賃貸マンションの家賃の値動きは、安い時期と高いタイミングの差が2%以内です。
東京23区の中で最も値動きのある4人以上向け(70m2~)の賃貸マンションでも、安い時期と高いタイミングでの家賃の差が3.5%以内で、繁忙期と閑散期で2倍以上の費用の開きが出ることもある引っ越し業者の見積もり料金と比較するとあまりにもかけ離れていますよね!
そうとは言え、引っ越しの費用のように差がないからといって、安い時期と相場の高いタイミングの家賃の違いを侮ってはいけません。
それは、仮に15万円の賃貸マンションを時期を見計らって、2%安い家賃で借りることができれば、毎月 3,000円の出費を減らすことができます。
それが1年で36,000円、3年なら108,000、5年その賃貸マンションに住めば、180,000円の家賃の節約となるのです。
その賃貸マンションに数年住むのであれば、賃料の低い時期に借りたり、値下げ交渉をして たった2%家賃が安くなるだけで、すべての引っ越し費用分以上に得することになりますよ!
東京23区の賃貸マンションのデータで、「全体の平均」としては、3.4月の引っ越し繁忙期から、夏にかけて家賃の相場が安くなっていき、秋から冬に向かっては緩やかに高くなっていくという傾向が見られます。
しかし、東京23区の「一人暮らし(単身)」向け賃貸マンションのデータでは、引っ越し繁忙期の3.4月よりも、夏に向けての6~9月の方が賃料が高い状態となっていて、秋から冬にかけての相場は逆に家賃が安い時期となっていることが見てとれるのではないでしょうか。
このように、東京都内であっても、すべての賃貸不動産で家賃の相場の安い時期が同じということではないので、住みたいエリアの賃料がいつ下がるのかの値動きはできる限り前もって調べておくことをおすすめします。
大阪の賃貸の家賃の安い時期はいつ?引っ越しするなら夏前後がおすすめ!
次に、東京23区は特殊性があるかもしれませんので、大阪の賃貸マンションの家賃の相場の安い時期がいつなのかも確認してみましょう。
【大阪の賃貸の家賃の安い時期データ】
賃貸 マンション | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 月平均 |
大阪 | ~30m2 | 59,500 | 59,800 | 59,900 | 59,500 | 59,500 | 59,800 | 58,400 | 58,300 | 58,800 | 59,100 | 58,900 | 59,200 | 59,200 |
30~50m2 | 88,500 | 89,100 | 89,600 | 89,000 | 88,800 | 87,900 | 87,300 | 87,600 | 88,800 | 89,000 | 88,500 | 88,000 | 88,500 | |
50~70m2 | 117,800 | 119,300 | 119,200 | 119,100 | 120,200 | 115,900 | 115,500 | 115,000 | 115,600 | 116,000 | 116,200 | 115,900 | 117,100 | |
70m2~ | 213,500 | 214,400 | 212,000 | 213,500 | 215,300 | 199,000 | 200,200 | 199,300 | 199,900 | 203,100 | 207,300 | 209,200 | 207,200 | |
平均 | 119,800 | 120,700 | 120,200 | 120,300 | 121,000 | 115,600 | 115,400 | 115,000 | 115,800 | 116,800 | 117,700 | 118,100 | 118,000 |
【大阪の賃貸の家賃の安い時期グラフ】
【大阪の賃貸の家賃の安い時期の指数(%)】
賃貸 マンション | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
大阪 | ~30m2 | 100.5% | 101.0% | 101.2% | 100.5% | 100.4% | 101.0% | 98.6% | 98.5% | 99.2% | 99.7% | 99.5% | 99.9% |
30~50m2 | 100.0% | 100.7% | 101.2% | 100.6% | 100.3% | 99.3% | 98.6% | 98.9% | 100.3% | 100.6% | 100.0% | 99.4% | |
50~70m2 | 100.6% | 101.8% | 101.8% | 101.7% | 102.6% | 98.9% | 98.6% | 98.1% | 98.7% | 99.0% | 99.2% | 98.9% | |
70m2~ | 103.0% | 103.5% | 102.3% | 103.1% | 103.9% | 96.0% | 96.6% | 96.2% | 96.4% | 98.0% | 100.0% | 100.9% | |
平均 | 101.0% | 101.8% | 101.6% | 101.5% | 101.8% | 98.8% | 98.1% | 97.9% | 98.7% | 99.3% | 99.7% | 99.8% |
大阪の賃貸マンションの家賃の値動きは、東京23区に比較すると、家賃の安い時期と高いタイミングの差が少し大きくなっています。
大阪の賃貸マンションの平均の家賃の値動きでも、安い時期と高いタイミングの差が4%近くもあり、
一番値動きの激しい4人以上向け(70m2~)の賃料の差だと なんと7.9%!
大阪で20万円ほどの4人以上向け(70m2~)賃貸マンションを家賃の安い時期に7.9%低い賃料で住むことができれば、毎月 15,800円のコストダウンです。
1年で189,600円、5年だと948,000円もの費用のコストカットができたことになりますよ。
そうなると、引っ越し料金分の費用回収どころの額ではなくなってきますよね!
大阪の賃貸マンションのデータでは、引っ越し繁忙期の3.4月から、間取りによっては5月か6月に少し家賃が上がるものの、その後、夏にかけて全般的に賃料が安くなっていき、秋から冬の時期に向かって相場が再浮上するという値動きが見られます。
東京23区の場合は、間取りによって賃料の値動きがバラバラでしたが、大阪の賃貸マンションは全般的に夏あたりが家賃が安い時期となっていることが分かりますね。
福岡と札幌の賃貸の家賃の安い時期の特徴!単身(一人暮らし)や家族により東京・大阪とはピークが全く違う
東京と大阪に続き、九州の福岡と北海道の札幌の賃貸マンションの家賃の安い時期を連続して見ていきましょう。
【福岡の賃貸の家賃の安い時期データ】
賃貸 | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 月平均 |
福岡 | ~30m2 | 49,900 | 49,500 | 49,500 | 49,600 | 49,400 | 49,700 | 50,000 | 50,200 | 50,600 | 49,700 | 49,800 | 50,200 | 49,800 |
30~50m2 | 74,300 | 74,500 | 74,500 | 74,400 | 74,300 | 74,000 | 72,800 | 72,500 | 72,700 | 73,500 | 74,100 | 74,200 | 73,800 | |
50~70m2 | 91,600 | 91,900 | 92,400 | 91,300 | 91,000 | 89,100 | 89,600 | 88,200 | 87,900 | 86,300 | 89,500 | 91,700 | 90,000 | |
70m2~ | 151,600 | 153,800 | 149,200 | 147,700 | 143,500 | 153,800 | 151,200 | 146,600 | 141,400 | 140,500 | 144,400 | 151,400 | 147,900 | |
平均 | 91,900 | 92,400 | 91,400 | 90,800 | 89,600 | 91,700 | 90,900 | 89,400 | 88,100 | 87,500 | 89,400 | 91,900 | 90,400 |
【福岡の賃貸の家賃の安い時期グラフ】
【福岡の賃貸の家賃の安い時期の指数(%)】
賃貸 マンション | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
福岡 | ~30m2 | 100.1% | 99.4% | 99.2% | 99.5% | 99.1% | 99.7% | 100.2% | 100.7% | 101.4% | 99.7% | 99.8% | 100.8% |
30~50m2 | 100.7% | 100.9% | 100.9% | 100.8% | 100.7% | 100.3% | 98.7% | 98.2% | 98.5% | 99.5% | 100.3% | 100.5% | |
50~70m2 | 101.8% | 102.1% | 102.7% | 101.4% | 101.0% | 99.0% | 99.5% | 97.9% | 97.7% | 95.8% | 99.4% | 101.8% | |
70m2~ | 102.5% | 104.0% | 100.9% | 99.9% | 97.0% | 104.0% | 102.2% | 99.1% | 95.6% | 95.0% | 97.6% | 102.3% | |
平均 | 101.3% | 101.6% | 100.9% | 100.4% | 99.5% | 100.7% | 100.2% | 99.0% | 98.3% | 97.5% | 99.3% | 101.4% |
【札幌の賃貸の家賃の安い時期データ】
賃貸 | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 月平均 |
札幌 | ~30m2 | 40,000 | 39,900 | 39,900 | 39,400 | 39,500 | – | – | – | – | – | – | – | 39,700 |
30~50m2 | 57,300 | 57,200 | 57,400 | 57,500 | 57,700 | – | – | – | – | – | – | – | 57,400 | |
50~70m2 | 76,300 | 76,800 | 77,900 | 77,200 | 78,100 | – | – | – | – | – | – | – | 77,300 | |
70m2~ | 133,200 | 142,500 | 141,100 | 142,400 | 136,900 | – | – | – | – | – | – | – | 139,200 | |
平均 | 76,700 | 79,100 | 79,100 | 79,100 | 78,100 | – | – | – | – | – | – | – | 78,400 |
【札幌の賃貸の家賃の安い時期グラフ】
【札幌の賃貸の家賃の安い時期の指数(%)】
賃貸 マンション | 面積 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
札幌 | ~30m2 | 100.6% | 100.4% | 100.4% | 99.2% | 99.4% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
30~50m2 | 99.7% | 99.7% | 99.9% | 100.2% | 100.5% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | |
50~70m2 | 98.8% | 99.4% | 100.8% | 99.9% | 101.1% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | |
70m2~ | 95.6% | 102.4% | 101.3% | 102.3% | 98.3% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | |
平均 | 98.7% | 100.5% | 100.6% | 100.4% | 99.8% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
福岡や札幌で特徴的なのは、単身(一人暮らし)用や4人以上家族向けといった間取りにより、家賃の安い時期や賃料のピークが全く異なってきていることです。
そして、福岡・札幌や東京・大阪で共通していることとして、一人暮らしの単身向け(~30m2)や2~3人向け(30~50m2)は、家賃の安い時期と高いタイミングが小幅なのに対して、特に、4人以上家族向け(70m2~)の賃料の差の値動きが激しいということがグラフからも読み取れます。
福岡の一人暮らしの単身向け(~30m2)の家賃は、賃料のピークが9月に来ていて、3月は逆に年間で1番安い時期となっていることが特徴的です。
福岡は他にも、このような特徴が見られます。
- 4人以上家族向け(70m2~)の賃料のピークが引っ越しの繁忙期の3月だけでなく6月も同じくらい高く、本来、人事異動シーズンで高くなりやすい9~10月がもっとも安い時期となっている。
- 3~4人家族向け(50~70m2)はピークは3月で一般的であるものの、もっとも安い時期が夏ではなく10月となっている。
引っ越しの安い時期に賃貸を安く借りる方法と家賃や初期費用が安くなる交渉!
引っ越し料金や賃貸の家賃の安い時期だけじゃなく、賃貸の初期費用ゼロやフリーレントも狙い目!
このように、賃貸不動産の家賃の相場は、引っ越しの費用のように3月や4月の繁忙期に上がるだけでなく、地域や単身(一人暮らし)・家族向けといった間取りでも安い時期が全く違うことが読み取れましたね。
その他にも、「景気」やオリンピックのような「イベント」、地域や商業施設・駅・道路の「開発」、「地価」の変動、原発事故のような「大災害」といった要因でも、賃貸不動産の家賃は大きく変動しますので、家賃の安い時期に引っ越しをしたいなら、転居先のこういった状況も調べておくのがおすすめです。
また、家賃や引っ越し業者の料金以外に、賃貸不動産の敷金や礼金といった「初期費用」ゼロを狙ったり、「フリーレント」の期間を設定してもらって安くなるようにする方法も狙い目です。
それは基本的に大家さんや不動産の管理会社は、賃貸物件の家賃を下げることをとても嫌がるからです。
もし、あなたの住んでいる賃貸住宅の間取りが同じお隣の部屋が、自分の家賃よりも安い賃料でネットに掲載されているのを発見したら「どうなってるんだ」となって気分が良くありませんよね。
こういったことを起こさないように、借り手の見つかりにくい賃貸物件に関して、近年の大家さんや不動産の管理会社は、家賃を安くするよりも、敷金や礼金など「初期費用」をゼロにしたり、賃料を1ヶ月間無料にするといった「フリーレント」の期間を設けることで対応します。
賃貸を安く借りる方法と家賃が安くなる交渉!引っ越しの安い時期に最適
そのため、引っ越しの繁忙期以外のタイミングで新居を探しているなら、もし、家賃の値下げ交渉がダメでも、賃貸を安く借りる方法として「フリーレント」や「初期費用」ゼロを交渉してみましょう。
家賃が安くなるよう交渉した結果、それが失敗したとしても、「フリーレント」と「初期費用」ゼロなら受けてくれる大家さんや不動産会社はいますよ!
ただし、「初期費用」ゼロの場合には、退室時にハウスクリーニング代などの「原状回復」の代金の支払いがかかってくる可能性が高いので、総額として費用が安くなるようにするには、家賃の次に「フリーレント」を優先的に交渉するのがおすすめです。
しかし、いくら家賃の安い時期や引っ越しの繁忙期以外でも、新築物件や人気物件に関しては、「フリーレント」や「家賃が安くなるよう」交渉してもほとんど失敗に終わるので、あくまでも、前もって調べておいた空室期間が長い賃貸不動産が狙い目となります。
私の現状住んでいる賃貸マンションは、1年以上前から新居を探し出したこともあって、その地域の家賃の安い時期や空室の多いタイミングを発見できました。
そして、この賃貸を安く借りる方法を利用して、繁忙期の時に掲載されていた家賃より1,000円安い賃料で、「フリーレント」2カ月分と、敷金や礼金の「初期費用」ゼロで契約することができたんですよ!
家賃が安くなるように交渉する時に気をつけたいのは、「お金がない」または「収入が少ない」から賃料を値引きして欲しいという言い方は控えておきましょう。
大家さんや不動産の管理会社にしてみれば、「お金がない」入居者は家賃の支払いが滞る恐れがあり、安くなるように交渉だけのつもりで言っただけなのに、結果的に入居を断られてしまう恐れがあるからです。
私の経験上、家賃が安くなる交渉として、「会社の家賃負担の規則」があることや「比較している他の賃貸物件」を引き合いに出しながら話をすると成功しやすいので活用してみて下さいね!
>>「引っ越しの準備や荷造りはいつから どのように始めるのが良いのか?」はこちらからご覧いただけますよ!